募集職種

無線LANの安定運用

ネットワークを管理するとは

はじめに

こんにちは、インフラ課のK.Kです。
みなさんは、ネットワークのトラブルが多いと感じることはありませんか?
中でも、無線LANのトラブルは業種問わずどこでも起きており、トラブル対応の課題はどこの企業にもあると思います。
ネットワークはどこの企業でも使われている割に、専門的な技術が要求されるため、対処するネットワーク技術者を専属で置く必要があります。
しかし、一般企業では金銭面やその他理由により、専属の人員が置きにくいため、なかなか解決できない企業も多いのではないでしょうか?

ネットワーク技術者を置けば解決するのか?

そして、問題の解決にネットワーク技術者を置いたとしても、すべての問題が解決するわけではありません。
ネットワーク技術者をただ置くだけではなく、自分たちでネットワーク情報を把握しておく必要はあると思います。
把握しないままでいると、いざトラブルが起きたときに現場→一次請けのシステム担当者→ネットワーク技術者といたずらにエスカレーションするだけで解決に進みません。
トラブルの解決が遅くなればユーザーだけでなく、管理する側も含めてみんな不幸になるのは誰の目にも明らかでしょう。
また、外部委託に丸投げするだけでは、結局自分たちで把握できないことに変わりないのです。
それだけでなく、ベンダーロックイン*1が深刻化するでしょう。

*1:特定ベンダーに依存し、他のベンダーへの乗り換えが困難になる現象のこと。

ネットワークトラブルを解決するヒント

では、ネットワークトラブルを解決するには、どうすれば良いのでしょうか?
私は大きく二点が重要になると思います。
まず一点目は、ネットワーク設置のルールを明示化することです。
ルールを明示化することによって、無駄な機器をなくし、必要なエリアへの無線LAN共有が正確にできます。
そして、最初に定義した後も必要に応じて見直しを行ない、常に情報を更新していくことで快適な通信状態が保障されることでしょう。

二点目は、サービスを保障しているエリアを可視化することです。
これは、目には見えない無線を、資料を作成することで可視化し、把握することを目的としています。
こちらも現場の運用に合わせて、常に情報を更新していくことで、サービスエリア内でのトラブルが起きた際、速やかに対策を取ることが出来るのです。

問題の発生と対策

事前に対策をしていても、問題が発生してしまうことはあると思います。
しかし、起きてしまった問題に対し、事態が深刻化する前に対応するためにも、事前の対策は必要です。
また、起きてしまった問題がサービスを保障しているエリア内であれば、安定供給の対策をより強化する必要があります。
サービスエリアの範囲外の場合は、新規にサービス提供を追加するかなどを協議する体制を整えておく必要もあるでしょう。

おわりに

無線LANのサービスエリアを線引きすることで適切な保障範囲を担保し、安定した通信環境の提供を行なうことは、ユーザーのみならずサービス提供側にも恩恵があることを一人でも多くの方に知ってもらえれば幸いです。


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