募集職種

組織の成長が自分のやりがい他業種エンジニアから医療システムに貢献

システム事業部 開発課

末武 有紀さんSuetake Yuki

東京から徳島への移住、一度離れたシステムエンジニアへの再チャレンジ。2016年に入社した末武さんにウェブアプリチームでの働き方を聞きました。
「どうしても写真だけは載せたくない」と強い希望がありましたので、本人の意志を尊重して写真はありません。

算数から大嫌いだけどシステムエンジニアの道へ

なぜシステム開発者の道を選んだのですか?

元々、めっちゃ文系なんですよ。
数学は今も嫌いなんですけど、数学というか算数から大嫌いで。
だからシステムエンジニアになるなんて思ってもみませんでした。

そんな感じだったんですけど、大学時代に友達のお父さんの会社でアルバイトをしたんです。
そこが小さいシステム開発会社で、それがきっかけです。

それまでは、パソコンは触ったことあるレベルで、プログラムなんか全然やったことなかったんですけど、見様見真似でAccessの開発を手伝ったんですよ。
そうしたら、意外と出来て。それに一日中パソコン仕事をするのは苦じゃなかったというか楽しくて、システムエンジニアも悪くないな、と思いました。

それで、新卒で教育制度がしっかりしているSES会社に入って、金融関係の開発をメインにやっていました。
そのまま東京で仕事をしていたんですが、夫の転勤をきっかけに退職して徳島に移住しました。
子供も小さかったので、しばらく事務をやっていたのですが、やっぱりシステム開発の仕事に携わりたいな、と思い、メディスの徳島支社へ転職しました。

メディスに入ってみてどうでしたか?

以前の会社は、ウォーターフォールをエクセルに工程を書いて世代管理はファイル名に日付を付けるって感じの旧態然とした開発体制だったんです。
メディスはscrumでredmineにgithubとjenkinsという感じで、一気に最近っぽい体制になったのが楽しかったです。

他に驚いた点は、仕事をしながら子育てもされている同僚が多いな、という点です。

当時の私は長時間働けなかったんですが、残業がほぼ無いというか、そもそも残業前提で計画が組まれていないし。
子育てをしていると、子供が急に発熱して仕事を休まなきゃならないケースとかもあるじゃないですか。
そういうトラブルも当たり前として受け入れられています。

かと言って、なあなあで仕事をしているわけじゃなくて、男女関係なく技術力を追求しているんです。
それが良いな、と思いました。

つまりワークライフバランスが意識された会社なんです。
仕事のブランクもあって不安だったのですが、そういう雰囲気にも支えられましたね。

電子カルテではない医療システム

現在はどのような仕事を担当されていますか?

ウェブアプリチームで開発をやっています。

病院の中には、医療の質を改善していくための様々な委員会というものがあるんですけど、その活動を支援するためのシステム開発が今の案件です。

これまでは、それら委員会は基本的に紙と鉛筆で管理されていて、電子カルテとか台帳とか、いろんなところから情報を看護師さんが転記して運営されています。

その業務を単純にシステム化するのではなくて、ちゃんと情報の出どころや使い道を聞き取って、ITと人力も組み合わせて新しい最適な業務の形を提案して開発していきます。

メディスがやっている開発というのは、言われた要件を満たせば良いということではなく、ユーザーに提供する新しい業務として勝負する形です。
提案力も発揮できます。

そこに要件定義からリリースまで関われるのは、楽しいですね。

ウェブアプリチームはどのように仕事をされますか?

医療現場をサポートするアプリケーションのアイデアは沢山あります。
redmineのチケットにバックログとして「やりたいこと」を書いています。

ユーザーの業務効率アップやビジネスサイドの要望と、開発効率アップのためにリファクタリングするみたいなエンジニアサイドの要望も同じ土俵でバックログの優先順位を議論されるのがメディスの特徴です。

一日の流れでいうと、こんな感じです。

出勤して午前中の早い時間にはチームのデイリーミーティングを15分くらいやります。
昨日は何をやった、今日は何をやる、これで困っているなどをそれぞれ発言します。
その後で、ミーティングで出た困り事のフォローや開発課題を必要な人を巻き込んで検討します。
朝のうちに行っておくとチーム全体がその後の1日をスムーズに動けます。

お昼までは集中時間で、コードを書いたり、仕様書や設計書を作成します。
業務状況など必要な情報はこの時に打ち合わせを設定したりします。

徳島の開発チームは病院の建物の中にあるので、病院の栄養士さんが作った献立を社員食堂で昼食を摂ります。

週に一回、同じ開発課に所属する他のプロダクト担当のチームとも一緒にミーティングがあります。
プロダクト横断的な話題や、自分たちチームの課題や取り組みを共有してアドバイスをもらったりします。

毎日ではありませんが、保守や障害の対応をすることもあります。
医療福祉現場から出てくる要望、障害、ちょっとした問い合わせ事項なんかをサポート課が聞き取ってredmineのチケットで報告されるので、内容を確認して、急務なのか改めて打ち合わせをしてヒアリングが必要かなど切り分けて進めていきます。

退勤前には、一日を通して出てきた課題を整理して検討します。
判断が難しい時はチームにチャットで相談したり上長にオンラインで打ち合わせしてもらったりします。
整理ができたら明日は何をするを考えて翌日のデイリーMTGで共有できるようにしておきます。

そんな日々を過ごして、数ヶ月程度のプロジェクトとしてアプリケーションをリリースします。

人員としては、6名程度のチームで動きます。
社員中心で開発するポリシーですが、早くユーザーに届けることが重要である局面では、協力会社の方にも手伝ってもらいます。

ユーザーも開発者もハッピーになるために良いものを追求する

医療システムならではの特徴はありますか?

システムとして見ると他の分野の物と変わらないかなー。
画面があって、データベースがあって、処理が走って……。
だから、他業界のシステムエンジニアでも十分やれるし壁は無い。

あ、そういえば入社したときに感じましたね。電子カルテは24時間稼働してて大変だな、って。
以前やっていた銀行のシステムだと夜間は営業していないので、色々面倒な事は夜間バッチで片付けるのですが、システム停止時間を短くする工夫こういう点は特徴の一つかもしれません。

システム事業部のやりがいを教えてください

お客さん別のカスタマイズをせずに提供する自社プロダクト開発という点ですかね。

一般的な受託請負だと、最終的にお客さんとWin-Winの関係になれないじゃないですか。
売る側はお金たくさん欲しいし、開発コストは下げたいし。
買う側は安く済ませたい。

自社プロダクトだと、本当の意味で良いものを作れば、それがユーザーの利益になるし、自分たちの利益にもなるので、Win-Winでやれる。

同僚たちもですが、上司やユーザーが手強くて。
なんというか特徴的な人たちで、理にかなった事を言うし、聞く耳を持っている。
業務理解や最新の情報にも強いので、こちらの提案の上をいかれることもある。
そういう同僚やユーザーを含めて、ステークホルダを巻き込んで、最終的なベストを安心して追求出来るのも魅力です。

そういえば、少人数のシステム事業部を知っている最後の世代かも。
私が入社した頃は開発者は数名だけでしたが、それから今も人が増え続けているので、組織が成長していく過程に参加している感じで、これもやりがいの一つです。

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Profile

システム事業部 開発課

末武 有紀(すえたけ ゆき)

【出身】東京都小金井市
【趣味】アメリカのドラマ鑑賞(怖くないやつ)
【好きな食べ物】いちじく
【好きなミュージシャン】Janis Joplin

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