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入院患者さんと病棟看護師が嬉しいIT環境を考えてみた

入院患者さんと看護師をつなぐ「ナースコール」

現状、入院患者さんと病棟看護師さんを取り巻くIT環境には費用・機能の両面で改善の余地が多く、それを考えてみました。

はじめに

こんにちは、ナースコールや電話といったインフラ業務に関わっているM.Eです。
まず、入院患者と看護師をつなぐ、代表的なIT環境に「ナースコール」があります。
その市場は大手数社が精強で、他業種の機器と比較すると、費用に対して機能性は低いと感じています。

呼出ボタンの機能性

患者視点では、看護師を呼ぶ「呼出ボタン」。
未だに主流なものは「壁から有線ケーブルで患者さんの手元」にあります。
なにより有線なので邪魔であり、様々な動作でひっかかるリスクもあり、機能性が悪い。
「呼出」するなら、飲食店にある無線タイプ「呼出ボタン」で良いのではないか。
より安価でより新しい技術が使えることもメリットは大きいと思います。

「目」で認識する利点

一方の看護師視点では、呼び出しがあると、ナースステーションの親機が鳴り、手持ちのPHSやスマホが鳴ります。
この「音」で知らせることがストレスであり、片手をふさぐPHS・スマホも不便です。
それなら、いっそ「スマートグラス」に文字でお知らせし、「目」で認識するのはいかがでしょうか。
両手が自由に使えるため、なにより「効率的」です。
また、ナースコールだけでなく、CO2モニタ・電子カルテ・監視カメラなど様々な情報を連携することで、その効率性・可能性は何倍にもなると思います。

快適な入院生活のために

入院時の娯楽

次に、快適な入院生活のために、テレビがベッドの横にありますが、テレビ台含め場所をとる割にテレビ番組だけと娯楽が限定的です。
それなら、FreeWiFiを整備し、タブレット端末を設置することで、「映画・音楽・インターネットなど」を提供してはいかがでしょうか。
コンパクトで場所を取らない上に、提供できるコンテンツは何倍にもなります。
また、紙で配布している資料も、タブレットから閲覧できれば、ペーパーレスにもなりますね。
一部では実現されていますが、この記事を執筆している現段階では、一般的とは言い難いと感じています。

おわりに

現時点で、私の関わる仕事での改善の余地は下記と考えています。
1)ナースコールアプリや高品質インカムなどの「誰でも簡単に使える端末・アプリ」
2)バイタル自動入力や処置内容入力などの「看護記録時間の省力化」
3)転倒吸収マット、複数センサー通知、転倒録画などの「転倒事故の防止・夜間業務の負担軽減」
このように入院を取り巻くIT環境は、一般的な家庭や企業と比べると、まだまだ改善の余地があり、それだけ未開拓な市場でチャンスが残っていると考えます。

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